◎リーダーシップと意思決定 Ⅲ「利他の心をどう高めるのか」 機関誌4号

今回のテーマである「利他の心をどう高めるのか」についてはあまり触れられておらず、塾長の従業員に対しての真剣な考え方が書かれていた。

以下、心に残った部分を抜粋。

『雇用関係で来るならもういらん。死ぬほど苦労してでもお前の面倒は俺が見てやる。お前もまた会社のためにがんばってくれよ、と。』

『あんたらを絶対に、不幸にはしやせん。みんながんばって会社がうまくいったら、必ず幸せになるようにしてやるということだけは約束する』

『オイ、お前ら欺される勇気はないのか、欺す男かもしらんが、欺されてみる勇気はないか。まだ若い。1年間欺されて、それから辞めてもいいやろ。俺がええ加減な男で、欺したと思ったら俺をドスで刺してもいい。』

果たして私がここまで従業員に対して考え、思いを伝えられているかというと、正直まだまだだなと感じた。

少し古臭いようにも思うかも知れないが、私だったらこのように言ってもらえたらとても嬉しくなるだろう。

このような「男気」を持って、従業員に接していきたい。

・何か問題やトラブルが起きた場合、

『なあなあで、反省をして、というのじゃなくて、恥部までえぐり出して、全部棚の上に並べて、それで解決するようにします。 』

表面上だけでお互い理解したつもりで解決させず、全てをさらけ出して根本から見直していく。本気で真剣に関わることが大切だと感じた。

「一日一日をど真剣に生きる」というフィロソフィをこないだ学んだばかりだが、恐らく稲盛さんは全てにおいてど真剣に取り組んできたからこそ、人間としての迫力があり、周囲もついて来られたのだと思う。

私はまだまだ中途半端で、そのような気迫は周りに伝わっていない。

やはりまずは自分が変わらなければ、何も変わらないのだ。

最後に、盛和塾中海(現在の盛和塾山陰)の設立総会の記事が小さく載っていた。

この号は1993年(25年前)の発行で、そこには設立メンバーの言葉も載っていたのだが、

正直な感想は、25年も勉強して、きちんと経営を伸ばしておられる会社がどれだけあるのか?

確かに会社を長く続けていくのは大変なことだと思うのだが、それだけでは自分にとっては物足りないように思えてならない。

何が言いたいかというと、盛和塾に入っただけでは、会社は決して良くならないと私は思っている。

盛和塾に入らなくても、経営を伸ばす人は伸ばすし、ダメな人は何をやってもダメ。

学んだだけで満足してないか?

知ってることと、行動は全くの別物。

泳げない人が、クロールの泳ぎ方を本で読んだだけで泳げるようにはならない。

学ぶからには、必ず行動して結果を出してみせます。

リーダーシップと意思決定「利己と利他でどう変わるのか」 〜機関誌3号〜

今回も「稲盛デジタル図書館」より

機関誌を持ち歩かなくてもどこでも読めるから、とても便利!

ただし6ヶ月で9000円(税別)だが。。。

今回も塾長講話は数ページで終わりです。

他のページはというと、他の塾生の経営体験報告に加えて、「子供が生まれました」などという近況報告コーナーまである。

この頃は今と違って内容が簡単で、サクサク進む。

さて、今回のテーマは「利己と利他でどう変わるのか」

稲盛塾長は、年端のいかないころは個人の意思決定を優先していたが、何事もあまり良い結果を得られなかった。

それが、従業員時代に部下を「食わせないといかん」と会社の人全体のためという「利他」が入ってきたそうだ。

そのように「利他」の考えで行動すると良い結果が伴うようになったとのことです。

このように社内の人間全員が「利他」の心で思いやりの心で行動すれば、いい会社になると思う。

うちの会社で言えば、みんな個人よりも周りの人ことを考えて行動する人間が多いように思う。

しかし、自らの行動が先々どのように会社に影響してくるかまで意識している人は少ない。ここは私の指導不足が原因であるのだが。

“「金は天から降ってくるものではない」
われわれ自身が稼いでわれわれ自身が分配しなければ、金はどこからも来ません”

この言葉を塾長は何度も従業員に対して話されたきたそうだ。

うちもその意識を高めて、全員が経営者の意識で仕事に取り組んでいきたい。

リーダーシップと意思決定「人の心をどうとらえるか」〜機関誌2号〜

今回も「稲盛デジタル図書館」の期間限定記事より。

9月いっぱいは機関誌が無料で読める。(盛和塾生のみ)
10月からは有料会員になります!

今回も5ページで終わり。
15分くらいであっという間に読めた。
文章の量は少ないが、内容は今の自分の悩みのヒントになるものだった。

今の自分の経営上の悩みは多々あるものの、フレッシュな悩みとしては、やはり人の心にある。

自分として貫き通したい思いとそのギャップ。
果たして何人が自分の考えを理解し、実行してくれてるのか?

もしかして独りよがりになっていないか?
伝わっていると思い込んでいるだけではないだろうか?

そう思わせるできごとが立て続けに2度起きた。

表面上は理解しているように見せかけて、腹の底ではぷいっと違う方向を向いていた。

人は、「この人のためなら!」と思う事なら裏切る事なく、全面的に信頼して行動する。

そうでなければ、相手をなめているか、信頼していないか、理解できないよっぽどのバカか?

いや、恐らく一番は、伝える人が相手の心をとらえていないのだ。

塾長講話の中で、「人をまとめる=人の心をとらえる」とあった。

「『よっしゃ、お前の心意気に免じて何の保証もないけれどもお前に賭けてみよう』そう言わせたいし、言ってほしいんです」

「そのために自分はどんな精神構造でなけりゃいかんのか」と、稲盛塾長は必死で考えられたそうです。

私が盛和塾で学びだしたきっかけはまさしくここ。

京セラフィロソフィを社内に持ち込んでいるのも、
機関誌マラソンを続けているのも、

稲盛塾長の心意気に共感し、稲盛塾長の言われたことを一生懸命にやり続ければ、きっと会社はうまくいって、もっと従業員に喜んでもらえる会社になると信じて賭けているのだ。

周りからもそう思わせる男になりたい。

そのために学び続け、人格を磨き続け、厳しさと優しさを併せ持った経営者を目指し続ける。

盛和塾山陰 9月自主例会

久々にコンパまで参加した今回の自主例会。

感動で涙が3回くらいジワッとした。盛和塾に入ってて本当に良かったと思える例会だった。

日本航空の藤田副社長が、台風の中、出雲の地に来てくださって我々のためにお話をして下さった。
ちょうどこの日は大きな台風が来てたのだが、「どんな手段を使ってでもいきます」と言ってくださってたそうだ。ありがたい。

内容についてはここに書ききれないほど多くの学びがあったのだが、特に印象に残ったことは、

「フィロソフィの大切さ」

うちでも朝礼の時に京セラフィロソフィを輪読してかじった気になってたが、日本航空ではさらに徹底的にフィロソフィを学ぶ機会を作っておられる。

それこそ愚直に。

もっとスマートにやってるイメージがあったのだが、リーダー研修、社員研修、各部門ごとの勉強会などを定期的にやっておられる。
そこまでしてフィロソフィの浸透をはかられている。

そして、東日本大震災や熊本大震災の時、日本航空はこまめな増便を行うなど、現地でのサポートに尽力された。

そういった不測の事態が起こった場合も、従業員が「JALフィロソフィ」を確認し、行動をされているとのことだった。

フィロソフィとは一度学んだだけではダメで、それこそプロ野球選手が何度も素振りをするように、何度も学んでは実践し、反省をして少しずつ自らに浸透させていくのだそうだ。

なんでもそうだが、知っているだけではあまり意味がない。
不正や犯罪など、悪いと知っててやってしまう人間がほとんどだろう。

我々も、フィロソフィを少しかじったくらいで知った気になっていないか?

学んだことは、一つでも行動に移すことが大事!

まずは、京セラフィロソフィを自らに浸透させるべく、社内でフィロソフィに反することがあった時は流さずにきちんと注意することにする。

自社の文化は自社でつくる。

志の経営を求めて「物事を始めるということ」〜機関誌第1号〜

盛和塾で少し前に始まったサービス「稲盛デジタル図書館」
https://www.seiwajyuku-idl.jp/

手元にある機関誌がなくなってしまってどうしようかと思っていたが、これで過去の機関誌がいつでもどこでもスマホで読めるようになった。

現在はお試しで無料で読めるのだが、10月からは有料になるようです。

というわけで、今回は記念すべき創刊号の第1号!

毎回、塾長講話についての感想を書いているのだが、第1号は5ページで終わり(早)

最初はこんなに短かったんですね。。。

内容は、新たな事を始める際の心構えについて。

「そこに集う人たちの心の中に「よしやろう」という燃え上がるものを植え付けるのが大事」とあった。

私は以前、商工会議所の青年部に所属していた。

そこで大きなイベントをやることになり、説明会に参加したのだが、そこでは「何をやるか」のみの話だけで、なんで俺がそれをやらなければならないのか?と感じたのを覚えている。その頃は多分27歳くらいだったかな。

「何をやるか」ではなく、「なぜやるか」を聞きたかった。そして、トップがどういう思いでやっているかを聞きたかったのだ。

「そこに馳せ参じた連中が心底信じられる、納得えきる動機付けがいる。」のだ。

それさえあれば、きっと我々は自ら考え、大きな力を出していただろう。

しかしそういった動機付けがないと、「自分たちは無料で動く都合の良いイベントの人工(にんく)じゃねえぞ」といやいや仕事をすることになる。

これは自社でもあてはまっているかもしれないと感じた。

そして、「事を始めるにはそのぐらい慎重に読むというか、考え抜く。それでリアルに、カラーで「見えて」くる。まだやってもいないのに成功するという確信が湧く、そこまでいって物事を始めるということが大事で、そうすれば失敗の確率は少なくなり、99パーセント成功する。」とあった。

このイメージづけも非常に重要なところで、自分に足りない部分である。

今も新しいことに取り組んでいるが、やりたい!という気持ちはあるものの、それを具体的にイメージできていない部分がある。

それで、実際に進めていると、イメージできてないものだから、どのようにすればよいか悩んでしまい、途中でストップしてしまうことがよくある。

ただ、イメージが完全にできてからよりも、走りながら考えるというやり方が今の変化の早い世の中には合っているようにも思う。

その時に、あいまいなイメージで突き進むのではなく、走りながらもその場その場で「明確なイメージをカラーで見えるくらいに打ち出していく」ことが必要だと感じた。

新しいことはなかなか思い通りに進まないが、「動機付け」と「イメージ」を常に意識して、今後も引き続き取り組んでいきたい。

人格の上に技術がつく

今日、隣の美容院に髪を切りに行った。

すると、次から次へとスタッフの方が「いらっしゃいませ」と挨拶に来られる。

流して言っているのではない。わざわざ近寄ってきて挨拶されるのだ。

その対応が素晴らしいなと思い、オーナーのTさんにそのことを告げた。

するとTさんいわく「技術だけあってもダメ。人間性があって、その上に技術がついてこないと。」

また、「相手がどうなりたいのか、何を考えているかを気づけるようにならないと、本当にお客さんに満足してもらうことはできない。」とも。

だから、ゴミが落ちていたらすぐに気づいて拾うだとか、喉が乾いてそうなら、何か飲み物をお出しするとか、とにかく周りや相手をよく観察して、心づかいを徹底(を目指)しておられるらしい。

そしてそういうことができるスタッフは「必ずお客さんに満足してもらえますよ。」

こういう店の雰囲気は、空気となって現れる。

他店の話だが、私はその店がオープンしてからの常連で、オーナーとも知人なのだが、何人かのスタッフの方が私の目の前を横切る際に「いらっしゃいませ」の一言も言われないので、これは言ってあげた方がいいかなと思ってオーナーに忠告したところ、なんやかんや言い訳みたいなことを言い出して違和感を覚えたことがある。

まあそれからも似たようなことがあったので、そこはもう行くのをやめた。

技術もお店の作りも一級だったけど。

そこのスタッフにもお店にも、なんかあまりいい雰囲気を感じなかった。

隣の美容院は、今スタッフが30人以上おられるそうで、支店もいくつかあり、お店はいつも多くのお客さんで賑わっている。

大したもんだと思っていたが、やはり人格を磨くことに最も力を入れておられたから、今の姿があるのだと思った。

そしてオーナーが光熱費などを節約する姿を見て、「私たちも見習わなきゃ」と自分たちで考えて行動をしてくれるようになったそうだ。

スタッフの方も立派だが、そんな風土を作られたオーナーが一番立派!

経営者は「どうしてもこうありたい」という強い願望を持て(機関誌150号)

機関誌

今年の5月13日から開始した「一人機関誌マラソン」だが、今回の150号が今持っている最後の号。手元にある機関誌15冊の制覇をとりあえずの目標にしてきたが、今の所は一度もサボることなくやり続けることができた。

普段、読書の習慣なんて全くなかったから、なかなか大変だった。
毎回、読むのに2〜3時間、感想まとめるのに1時間はかかっている。

それにしてもまだたったの1/10しか終わってないとは。。。
まだまだ先は長い。

さて、今回のテーマだが、「経営者は「どうしてもこうありたい」という強い願望を持て」

経営12ヶ条で言えば、「3.強烈な願望を心に抱く」

それを実現するためには、「自分の会社がどうあるべきか」という目標設定を明確にすることが第一番。

それも漠然と描くのではなく、潜在意識に透徹するくらい明確に「見えてくるまで考え抜く」

そしてその考えを従業員の一人ひとりに、自らの口で語り続けること。

ある経営者は、会社のビジョンを「カラーで手に取るようにイメージできるまで考え抜く」と言っていたな。

思い返して見ると、私の立てたビジョンや目標は、どことなくぼんやりしてて、カラーどころか白黒でも見えない。

「〇〇になればいいな!」という程度であり、そうなった時の会社の様子も、社内の様子も、従業員の様子もイメージできてないことに気づいた。

まずこの時点で「強い願望」になっていないじゃないか。

こんな思いで、従業員に説得力を持って伝えられる訳がないではないか。

経営12ヶ条は頭では理解していたつもりだが、ぜ〜〜んぜんできてなかった!

どうりでなかなか進まない訳だ(-_-;)

もっと夢があふれる姿へのイマジネーションを働かせなきゃ。
5年後、10年後、そして20年後の私が66歳で引退してるかも知れない時のグローバークの姿を。

まずはそこから。

経営の使命と人間の本質 ー機関紙149号ー

今回は、従業員に対して厳しく指導のできない経営者に向けて、経営者とはどのようにあるべきかについての内容であった。

私もそうであるが、従業員や子どもに対して、ハッキリとものが言えないことがある。

「こんなこと言ったら反発するかな。。。?」

「自分はどうだっけ?」

「どのように伝えたら、理解してくれるかな?」

「どういう心理でやったのかな?」

「やめてしまわないかな。。。?」

などとしばらく考えてから伝えている。

すると相手は表面では「分かりました」という対応をするが、同じことを繰り返したりすると「‥本当に聞いてたのか?」とイライラすると同時に、自分の言葉の重みの無さにもガッカリする。

そこで現在弊社でも実践している方法が書かれていた。

「自分が「こうだ」と言っただけでは、部下が信用してくない。そこで、それを私(稲盛塾長)が言ったことにする。そうすれば、一も二もなく聞くようになるでしょう。虎の威を借る狐ではありませんが、そこはうまく利用されたらいいのです。」

弊社では、朝礼時に全員で「京セラフィロソフィ」の輪読を行い、一言ずつ感想を述べあっている。もし朝礼に不在の場合は、後ほど読んでレポートを提出してもらっている。

元はと言えば、私が個人的に京セラフィロソフィを勉強したかったのだが、どうせやるなら全員で内容を勉強して理解すれば、私がフィロソフィと違う行動をした際に「社長は偉そうなことを言ってるが、口だけではないか」と従業員から後ろ指を指されないようにすることで、自らを律することもできると考えて全員でやることに決めたのだ。

しかし全員でフィロソフィを学び、感想を話すことで、まずはみんな心がきれいで真面目な人間だと言うことが分かった。そして、みんなの意識に変化が起きてきているように思う。フィロソフィとは道徳で教わるような「人間として正しいことをする」という内容なのだが、私が言いたいことも時々含まれており、今まで色々社員教育をやった中で、最も効果的じゃないかなと感じている。

これぞまさしく「虎の威を借る狐作戦」。

そして最も響いたのは

会社の社是をしっかりつくって、これで経営しますと決めたら、それからは「私の会社」ではなくります。「みんなの会社」になるのです。

私は頭が切れるわけでも、優れたリーダーでもない。話はヘタクソだし、人間としての器もまだ中途半端。

だからこそ人より一生懸命働いて、みんなが「この会社で働いて良かった」と思える会社にしていきたい。

そしてこの会社を存続させ、皆さんの生活を守っていかなければならない。そのためにも、ぜひ皆さんに協力をお願いしたいのです。

すばらしい協力をして下さる人たちを、私はどんなことがっても大事にし、幸せにします。

Webの勉強も

情報はWebで十分だと思っていたが、やはり勉強するには本が必要。

こういうのは得意分野なので、サクサク頭に入ってきます!

これでもっとお客さんのお役に立てるはず。

超初心者用の本だけど。

SEO対策など

何年も放置していたSEO対策を見直してみた。

具体的には、google adwordsのキーワードを変えたり、タイトルを変えたりなど。。。

見出しだけで全然イメージが変わって、アクセスアップの予感!