環境の急激な変化

2日前まで島根県はコロナの感染者数が0人で、安心な場所だと誰もが思ってた。

ところが2日前の夜に松江市内でコロナ感染者が1人見つかり、島根県中が大騒ぎになった。

それから数日の間で、松江市の感染者数は6名(4月11日午前10時現在)に増え、楽観的なムードは消え去り、一気に緊張感が高まった。

そして、私の知ってる飲食店が続々と休業を決めた。コロナの出どころが松江の伊勢宮という飲食店や夜の店が密集する地域なので、近くで店を構えるオーナーは特に危機感を感じだことだろう。

うちの会社も、来週月曜日に緊急会議を開き、テレワークへの転換と雇用調整を一気に進めようと思う。

そのための準備は少しずつしてきたので、今がそれを実行する時である。スピード感を持って、環境の変化に対応していきたい。

話は変わるが、テレビやネットを見てると(周りにも一部おられるが)政府の決定に批判ばかりしてる人たちがいる。

私の持論だが、批判は簡単。幼稚園児でもできる。しかし、決断はとても難しい。全責任を負うことになるのだから。

批判してる人の多くは氷山の一角だけを見ているように感じる。 表面に見えることだけで、または短期の狭い枠組みの中だけで意見を述べているように思える。(もちろん、理論やデータに基づいて意見している人も中にはおられる)

でも実際はトップは氷山の見えない部分も見すえながら、例えば表沙汰にできないことも含めて多くの情報と専門家のブレーンの意見を集約し、さらに長期的に見て物事を決断をしているはず。

規模は小さいが、私も会社の代表をしているのでその辺りが少しは理解できる。批判ばかりいう部下ほど面倒くさいものはない。(もちろん、会社のためを思っての前向きな意見なら大歓迎だが)

例をあげると、島根で1人目の感染者が出た時、学校名を公表したことを批判をする人がいた。

私はそれは悪いことだとは思わないし、理解できる。だって、そんなことをしたらすぐに身元がばれて、その人も学校もおかしな目で見られてかわいそうに思うから。

しかし、次の日に公表された内容を聞いて、それでも同じように思える人がどれだけいるだろうか?

その公表された内容とは、その親子が連休中に高速バスで大阪に遊びに行き、その後その子のバイト先の飲食店(夜の街にあるお店、詳細は不明)で4人の感染者を出し、クラスターを起こした可能性がある。という内容。

県はその情報を知ってたから、まずは緊急度の高い学校名を公表し、追ってバイト先を公表したのだと私は思う。これ以上感染者を増やさないためにも。

多くの情報で総合的に判断するか、目先の情報で判断するかで結果は大きく異なってくる。

マスクだって466億円のお金が使われることに批判してる人が多いが、もしそのマスクで感染が広がるのを少しでも防ぐことができたらそれ以上の医療費を使わなくてもすむかも知れない。そしてそれ以上の経済損失がでるのを防げるかもしれない。そういうデータのもとでの判断じゃないかなと私は思ってる。

布マスクは自分への感染予防にはあまり意味がないが、人への感染予防には多少の効果があるようだ。ウイルスを撒き散らすのを食い止める方が先という考えは大いにありだと思う。

あと、コロナ向け経済対策には108兆円が使われるそうだ。マスクはその1/2000以下の予算くらいだろうか?

おそらく、108兆円の中にも「?」と思う制度がありそうだが、数字がデカすぎて私はピンとこない。

とにかく、今回のコロナ騒ぎはこれからどうなるか誰も分からない。データもない。周りは批判や文句ばかり言って足を引っ張る。でも決断して実行していかなくてはならない。

だから今は政府を信じ、全員が1つになることが大事なんじゃないかなと思ってます。

働き方改革と言うけれど

会社の第6期が終わった。

まだはっきりとした数字は出てないけど、売上だけは過去2番目に多かった。

しかし、その売上は私が会社を設立して間もなく、営業もデザインも事務も施工も、補助金申請まで全て1人でやってた時の数字とほぼ変わらない。

今は私と社員が3人、それにパートが1人いるので、一人当たり採算でみたら4分の1以下になっている。

かと言って、みんな暇にしてるわけではなく、私から見ても本当に一生懸命に頑張ってくれてる。

私もまだまだやることがいっぱいあり、時間に余裕ができたというわけでもない。

じゃあ何でこんな結果になったのか?を考えてみた。

恐らく、自分がやり方を変えていないからだと思う。

自ら動くプレイングマネージャーのやり方と、組織をまとめる経営者のやり方というのは恐らく違うのだろう。

先日、ある現場で、あえて自分は監督業をやってみようと指示役に徹してみた。

すると慣れてないもんだから人をうまく動かすことができず、ものすごく効率が悪くなり、結果予定よりも完了がかなり遅くなってしまった。

自分がやった方が早いのに!。。。という気持ちを抑えながら。

まだ自分は監督としては未熟だなと思った瞬間だった。

それによく思い出してみると、4年前に一人で今と同じくらい稼いでた時は、私は現場に入らないと決めていた。

代表者がこういう現場の保険に入るのにはハードルがあり、その保険をかけない代わりに自分は現場には入らないぞと決めていたのだ。

それがいつしか経営者の保険に入り、今では現場は普通に入るようになっている。

もしかして、「やらないことを決める」ことが大事なんじゃないか?

何でもかんでもやってしまうから、忙しい割に成果が上がらないのでは?

今一番必要なのは、自分の働き方改革だった。