ドバイ

先月の話になるが、上海とドバイに行ってきた。

しかし現地で色々とトラブルがあり、福岡→上海→昆明から行く予定のなかったタイ→バーレーン→ドバイ→インド→タイ→関空経由で出雲空港に帰ってきた。

しかも1週間の予定が2週間くらいの出張になっちまったよ。

今回の旅はマニラでの昏睡強盗事件より精神的にきつく、もう日本へ帰ろうかと真剣に悩んだほど。

昆明からドバイに出国できず、空港の床で寝たり、
ドバイから香港に行けず、ドバイ旧市街でもう1泊したり、
そこで変な奴らにたくさん絡まれたり、
ニューデリーでボッタクリタクシーと大喧嘩したり、

まあいろいろあったけど、今思えばいい思い出。

特にドバイは楽しかった。
今まで触れたことのない文化はいい。
また行きたいな。

人が育つということ

どうやったら人が育つか?

今までの経験上、その人の生まれ持った性格で決まるとしか言いようがない。

育つ人は勝手に育つ。

育たない人は何を与えても育たない。

または、仕事をもっと上手くなりたい、とかもっと楽したい、とか本人が思わないと育たないのかなって思う。

仕事は時間をかければいいってもんじゃなく、いかに効率的に終わらせるか、が重要だと私は思ってる。ただできるだけじゃ足りない。アマチュアでもできる。上手く早くやるのがプロの仕事だから。

だから私は嫌いな仕事や退屈は仕事はできるだけ早く終わらせたいので、どうやって早くするか頭を使ったり工夫するのが好きだ。

何も考えず改善もせずに、同じことの繰り返しをすることが嫌いだ。

余談だが、私がせっかちになったのは、学生時代のパチンコ屋のバイトをしてたことがきっかけだ。

パチンコ屋では客から呼ばれたら呼び出しランプがつき、走って向かう。私がボーッとして気づかなかったら、他のシマから店員が駆けつけてきて怒られる。だから周囲にアンテナを張って、常に緊張感を持って効率的にやらないと仕事を回せない。

ここで尊敬する店員がいた。仕事はいつも全力でものすごく早い。多くを語らず、いつもニコニコしてた。でも怒ると超怖い元ヤク◯の人。

私みたいな昭和の人間は、こんな人みたいになりたいと背中を見て育つのかも知れないが、今の人はそれだけじゃ足りない。

人の成長なくして会社の成長はないし、全従業員の幸福もない。もっと人が育つ会社にしていくにはどうすればいいかな。

器の違い

先日参加したとある経営者の会。

でかい志を持った経営者連中に刺激を受けることは無く、逆に引き気味な気分と共に、あまりの器の違いに自分の無力感を覚えた。

経営者なら大きな志を持て、大きな仕事をしろ(上場を目指せ)というその会に賛同できなかった。

自分は小さな人間だなと自信を無くしそうにもなったが、今は思うところがある。

オレが仮にリンゴだとすれば、大きなスイカをうらやんではいないか?

リンゴはどんなに頑張ってもスイカにはなれない。でもどちらにも価値はある。自分はリンゴなのにスイカをうらやましく感じる必要はない。

会社は社長だけが偉い訳ではない。役員から平社員まで、それぞれの役割がある。そして社会に存在する会社も大企業だけではやっていけない。中小・零細企業もそれぞれ重要な役割を持っている。

自分は自分の場所で精一杯役割を果たすのみ。

情報収集

今日は経営者の会。

テーマはPR。

グループ討論で意見を出し合うのだが、意見を出し合ってる時にグループの取りまとめ役の「視野が狭いからもっと広めて」という意見にカチンときて発言する気が失せた。

実力はあるかも知れんけど、偉そうな言い方ひとつで人は離れていくということを身をもって知った。気をつけよう。

その後は懇親会へ。

お仕事したことのある中心メンバー2名から「会社の看板をお願いした。センスがいい。」とお褒めの言葉をいただいた。

これが今日学んだブランドの一つである「顧客との約束を守る」に繋がるのかと思った。

そして、側から見たらすごい会社でも、実際は厳しいということを知った。うちはなんとかやれていることって本当に恵まれていると感じた。

もっと自信を持とう。

生きてる2

前回の続き(忘れてた💦)

気まぐれで受けた脳MRI検査の結果には、「脳の◯◯の位置に◯◯mmの腫瘍のようなものがある」との記載があった。

サイズ的には小さいが、頭の中にそんなもんがあるなんて気持ちがいいもんではない。

こういう場合はすぐに動かないと仕事が手につかない。正月初日に会社の近くにある松江市立病院に検査の予約をした。

ここは4年前に、胆石の手術で入院したことがある。とても快適で退院したくなかったくらい居心地の良かった病院。

ちなみに私はずっと出雲に住んでおり、某中央病院や某国立病院が近くにあってそこで何度か家族がお世話になったが、全く良い思い出がない。

翌日の1月5日に予約が取れ、会社をこっそり抜け出して診察。そこで主治医の先生から「腫瘍だね。多分良性だ」と言われ、少しホッとする。

そして1月19日に精密検査を受ける。

脳MRIの検査中、装置内ではピーガーと大きな音が流れる。それを聞こえなくするためにヘッドホンをさせられる。ちなみに演歌やポップスなどを流してくれるのだが、いりませんと答えた。

検査後、主治医から脳のMRIの結果を見せられる。しかしそこには驚きの事実が写っていた。

続く

営業に来られるのは大嫌い

営業電話、マジで大っ嫌いなので電話代行にしてる。

メール営業、毎日何十件もくるのでウザすぎる!

飛び込みセールス、大嫌いなので話も聞きたくない。アポ無しだと受け付けない。

という具合に営業されるのは大嫌いなんだけど、うちに来られた営業さんで、商品を買ったり話を聞こうと思ったパターンを綴っていく。

①力になってあげたいと思う。

すごく頑張ってたり、感じの良い人。特に女性で頑張ってる人の話は聞いてみようと思う。

②メリットしかない

こちらが損しそうな売り込みをされたら即拒否するのだが、こちらにもメリットを感じられたら話を聞く。

③課題を解決してくれる。

例えば木工をやってくれる業者さんどっかいないかなと探してた時にたまたま来られた木工屋さんの話を聞いた。ただしその後継続はできてないので、浸透するまで何らかの情報発信を続けることが必要。

うちの営業担当はぜひ参考にしていただきたい。

退職爆弾

会社を経営していて従業員からの1番嫌な言葉は「お話がありますので時間とっていただけますか?」

ほとんどが退職についての話で、それを言われたら仕事が手につかなくなる。なので即時間を作るようにしてる。

なぜなら、自分にとっては人が1人いなくなるということは、会社に爆弾を落とされるようなこと。

それまで時間とお金をかけて育ててきた大切な人を失い、その責務を埋めるために経営者はもちろん、他の従業員も莫大な修復作業が必要となる。それは肉体的だけでなく、精神的にも大きな苦痛が伴う。

例えるなら、少しずつ組み立ててきた積み木がようやくいい形になったところで壊されてしまい、また時間をかけて組み直していかなければならないという気持ち。崩れかけた積み木はもろいから、直してる最中にまた崩れるかもしれないという不安感。

その一番の原因は経営者の力不足。特に経営理念を全従業員に浸透させられなかったことにあると考えている。

ただし育児が原因の一時離脱なら、みんなで力になって応援しよう!という気になるしサポートする制度もあるので大丈夫。うちは開業当初から、働くことに制約の多い主婦の力を社会に活かそうと、働きやすい会社を作ってきたのだから。

もっといい会社にしてやります。

面談

今日は会社の個人面談三日目。

約3ヶ月に一回、すべての従業員と個人面談を行ってます。

時間は1時間半から、長い人は3時間以上。

元々人の話を聴くのは得意ではないので、長時間じっと集中して聴くのはものすごく疲れる。。。

しかもいいことばかりじゃなく、グサッとくるようなこともあれば、

イライライライラしてくることも当然あります。それでも我慢して聴き続けるというのは、私にとっては修行に近い。

そんなこともあって面談が終わったらヘトヘトの抜け殻みたいになります。

でもとても大事な時間だと思ってるので、今後も続けていきます。

生きてる

昨年の12月に気まぐれで受けた脳MRI。

きっかけは、健康診断のチラシに書かれてた「4000円で脳MRIが受けられる。」を見て。

実は私の見間違いでよく見たら「検査料から4000円引く」というチラシで、実際の検査料は10,000円以上であった。やめようか考えたが、自分より若い知人ががんのステージ3になったり、また他の知人が脳梗塞で半身麻痺になってしまったりと周りでたて続けに起こってたので、受けてみるかということに。

そして正月が明けての出社1日目、会社のポストの中に年賀状に混じってCD-ROM(今どきかよ)の入った診断結果が送られてきていた。

「脳腫瘍の疑い。精密検査を受けよ。」

続く

independenceDay

12年前の今日、7月2日は人生で最も大きなターニングポイント。 後継者から創業者になった独立記念日。

いつか自分の独立記念日にニューヨークでindependenceDay の花火を見るのが夢だけど、今年も叶わなかった。

実は11年前の独立一年目の記念にニューヨークにアメリカ独立記念日の花火を見に行ったのだが、時差ボケで目が覚めた時には花火は終わってたという苦い思い出がある。

ガキの頃から「お前は看板屋の二代目だ」と刷り込まれて育ち、当時はそれ以外考えられなかった。

それが様々なことがきっかけですごくお世話になった会社を辞め、独立することになった。金も車もパソコンもスマホも全部失い、まさしくゼロからのスタートであったが、今は最高に充実した毎日を送っている。

壊すことは勇気がいるけど、それは新たな始まりでもある。思い切った人生に飛び込んでみるのも楽しいもんだぜ。