会社を経営していて従業員からの1番嫌な言葉は「お話がありますので時間とっていただけますか?」
ほとんどが退職についての話で、それを言われたら仕事が手につかなくなる。なので即時間を作るようにしてる。
なぜなら、自分にとっては人が1人いなくなるということは、会社に爆弾を落とされるようなこと。
それまで時間とお金をかけて育ててきた大切な人を失い、その責務を埋めるために経営者はもちろん、他の従業員も莫大な修復作業が必要となる。それは肉体的だけでなく、精神的にも大きな苦痛が伴う。
例えるなら、少しずつ組み立ててきた積み木がようやくいい形になったところで壊されてしまい、また時間をかけて組み直していかなければならないという気持ち。崩れかけた積み木はもろいから、直してる最中にまた崩れるかもしれないという不安感。
その一番の原因は経営者の力不足。特に経営理念を全従業員に浸透させられなかったことにあると考えている。
ただし育児が原因の一時離脱なら、みんなで力になって応援しよう!という気になるしサポートする制度もあるので大丈夫。うちは開業当初から、働くことに制約の多い主婦の力を社会に活かそうと、働きやすい会社を作ってきたのだから。
もっといい会社にしてやります。