弊社では、「生産性の向上」「効率化」の強化に努めている。
その成果かどうか、まだまだ道半ばではあるが、看板業としては多分珍しい「完全週休二日制」で残業もほとんどない。
それに加えて有給も積極的に取得するよう呼びかけており、昨年度の有給消化率は80.6%であった。
それで高収益だったら言うこと無いのだが、実際はそうでもない。
もっと生産性を高めなければならないと考えている。
私のイメージでは、今より1.5倍は生産性があってもおかしくない。
ではどうやって生産性を高めていくかというと、まずは「IT化」
属人的な作業や手間のかかる作業を、誰でもどこでもスピーディーにできるようにしていく必要がある。
そのためのITツールをずっと探しているのだが、今の所まだ見つかっていない。
次に取り組むのが、「従業員の意識変革」
今の従業員はお世辞抜きに一生懸命頑張っていると思う。しかし頑張るだけでは成果は上がらない。
私は英会話の学習を毎日少しずつやっているが、一向に上達しない。その理由は、頑張り方を間違えているからだと思う。
どのように頑張るかは、経営者が従業員の指導者となって、うまく導いていかなければならないと考えている。つまり自分がもっと頑張らないと!
最後に、「受注量の増加」
今の体制でも、やれば1.5倍の仕事量はこなせるはず。
しかし仕事量には波があるので、暇な時もあれば忙しい時もある。
そんな暇な時はどうしても生産性が低くなってしまう。なんとなく毎日忙しく過ごしているが、最後に結果を見てみると全く成果が上がってない。
逆に繁忙期もそこまで忙しさに差はないのだが、振り返ってみると実績は上がっている。
忙しければ忙しいなりに、暇なら暇なりに無意識に体が対応しているのだろう。
受注量が今より増えれば、一人あたりの生産性は間違いなく上がる。
ある会社は、一つの作業を1人で1時間で行う。
ある会社は、一つの作業を3人で3時間で行う。
でも後者の会社は、自分たちは一生懸命やっていると信じこんでいる。
それで聞く耳を持たなくなっている人たちと同じにならないよう、素直な気持ちで効率化に取り組んでいかなければならない。